ようの右わき腹に膿皮症ができたのが10日ぐらい前。
お腹、掻いているので確認したらこんなんなってました。
過去のブログを遡ると、だいたい今頃の季節になっていることが多いです。季節の変わり目ですねぇ。
気を付けていてもなるときはなる。飼い主のせいではないし、もちろん、ようのせいでもない。なるときはなるのです。
膿皮症は感染症の一種で、常在微生物のブドウ球菌によって皮膚トラブルが起こります。常在菌なのでブドウ球菌は正常なわんちゃんにもある菌です。
症状は、背中やお腹にブツブツ、膿、かさぶたができる。中程度の痒みなど。痒みがあると掻いて脱毛することがあります。
皮膚疾患は複数の原因がフクザツに関わりあって症状がでるので「膿皮症だからこの治療でOK」みたいな単純なものではなく完治が難しい疾患です。
皮膚疾患の種類や症状はさまざまあるけれど、おうちでできるケアというのは決まっていて「洗浄と保湿」につきます。
洗浄=低刺激の洗浄剤で清潔にする、菌のエサになるフケや過剰な皮脂を取り除く
保湿=壊れた皮膚バリアを回復する、皮膚バリアを保護してアレルゲンの侵入を防ぐ
ということで、ようは手作りドッグソープで洗って、セリシン化粧水とセリシン美容液で保湿するというケアのみで対処しています。
幸いようは、洗浄と保湿で痒みがピタッと治まるので、掻かない状態が続けばメキメキ回復します。
痒くないって幸せだよね。
皮膚に関することは、こちらの書籍から学んでいます。
獣医皮膚科専門医が教える 犬のスキンケアパーフェクトガイド