教室で作っている石けんは香りづけは精油を使ってます。
アロマって普段使うときはほんの数滴で使うことが多いのですが、人が使う半分の量で作る犬の石けんでさえ、30滴入れたりします。
石けん作りの原料はオイルと苛性ソーダ(アルカリ)なのですが、このアルカリのせいで精油が持っている成分や香りがかなり変わってしまいます。
さらに、使えるようになるまで1ヶ月乾燥させる段階で揮発して香りや成分は飛んでしまいます。
なので、使うときにほんのり香る程度で洗った後に犬に香りが強く残ることはありません。
薬用シャンプーや市販のシャンプーの香料が苦手だったので石けんはとても気に入っているのだけど、精油をたくさん入れても、精油の持っているよい成分がほとんど残らないというのは残念だなぁと感じていました。
逆に言えば、身体に穏やかな作用がある精油だけど石けんでは成分がほとんど残らないからアロマの知識がなくても好きな香りを選んで作れるメリットもあるのです。
石けんでは精油はおまけみたいなもので、メインはオイルに尽きると思います。主成分のオイルの組み合わせで石けんの使用感がぐんと違います。どれがいいかというのは、その人や犬の肌質、好みによるところが大きいです。
生徒さんに人気なのは、ダントツでシルクの石けんですね。私も好き♡
ひゅうがヘルニアになったのをきっかけに始めたドッグマッサージ。
歩けるようになるまでは毎日やっていたけれど、今では時間があるときに施しています。
マッサージとアロマはとても相性がよく、鼻の感度がよい犬には最適だそうです。
いつものマッサージに、アロマオイルを使ってみるとなんとも気持ちよさそうです。
ラベンダーとホホバオイルのマッサージオイルで、リンパマッサージ中のよう。
犬に精油って使っていいの?と聞かれることが多いです。
「ドッグアロマ」という言葉があるくらいなので、精油は犬にはOKです。(ネコはNG)
ただし、犬に使ってはいけない精油や特定疾患(例えばてんかん)の犬に使わない方がいい精油があります。また、使用する量も人とは違います。
アロマを学べる環境はたくさんあるけれど、ドッグアロマとなると本や学べるところも少ないのが現状。アロマの本、何冊読み漁ったか…どの本も数百ページある中の犬に関するページは数ページなのです。
しかもこっちの本は犬OKなのに、あっちの本は犬NGという精油があったり。で、どっち?
と思うこともあるけれど、なんでNGなのかという理由があるとそういうことか。と納得できます。そんなことを繰り返しているのでとにかく時間が足りない。ま、これを「勉強」というのですね。。。確かに苦労して探し当てた情報は頭に残ります。
1冊でドッグアロマがすべてわかる本、欲しいです。
これだけリラックスしてくれるなら、がんばり甲斐があるね(笑)