ようのカミカミ攻撃が治まって、ひゅうに平和がやってきた。
気がつけば家具を齧る事もなく、いつの間にかトイレもできるようになり
私にも平和がやってきた。
寒いこともあり、いつもぴったりくっついているふたり。
いつも寝ているひゅうに、ようがくっついていく。
ひゅうはそのまま、ようを受け入れる。
ようを迎えてから、ひゅうはたくさん我慢をしている。
ひゅうが私の膝に頭を乗せて寝ているとようが膝の上に乗ってくる。
ひゅうは怒らずに、ように特等席を譲って私の横に寝る。
特等席Getのよう。
譲るひゅう。
ようのマテの練習も一緒になってマテをしてように教えてくれる。
ようのご飯は絶対手をつけない。(ようは横取りするけど)
100点満点お兄ちゃん。
それでもようのやりたい放題に
興奮気味に私やとうちゃんに八つ当たりをする時がある。
「ひゅうえらいね。よく我慢しているね。
ようはまだ赤ちゃんだから許してね。ごめんね」
抱きしめて声をかけると、ちゃんと伝わっている気がする。
ひゅうの目を見ると、感情がわかる。
ようもかわいいし、ひゅうもかわいい。
ふたりともそれぞれのかわいさがある。
ようを迎えてから、ひゅうに触れる時間は半分になっちゃったけど
ひゅうへの愛情はもっともっと大きくなってるよ。
ようがいい子なのは、ひゅうがいるからだ。
ひゅう、ありがとうね。