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病院で思うこと

昨日は、ひゅうの再診でした。

指の腫れから1週間。抗生物質をに飲ませてだいぶ良くなりました。このままあと1週間お薬を飲ませて治療は終了になりました。

よかった、よかった。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、ひゅうの目が白っぽくなってきました。白内障が始まってきたのかなと先生に診ていただいたら、その通りでした。

進行を遅らせる目薬があれば、と期待して聞いてみたのですが、それらしきものはあるけれど効果は???という感じなので、ならば自然な老化現象ということでそのまま過ごすことにしました。

もうひとつ、ようの膀胱炎。今は落ち着いていい状態ですが何度も繰り返すので、ようの基準値を知っておこうということで尿検査をお願いしました。

「ph値が高い」それ以外は問題ないのですが、ここでまた、あのフレーズが。

手作り食だとph値が高くなる」

ph値が高いと細菌が繁殖しやすい環境になるので、膀胱炎や結石になりやすいそうです。

野菜類を食べるとアルカリに傾くというのですが、手作り食のメリットもあるので「じゃあ、治療食のフードにします」とはいきません。

ちょうど今、犬の食育のセミナーに通って勉強しているところなので、まさにタイムリーな会話でした。

そもそもph値は食べ物や生活環境、1日の時間帯で変わるもの。興奮していれば高くなるし、1回測って高いからうんぬんということはないです。しかも手作り食で野菜を食べているからと言って、そんな極端に数値は変わらない。常に高いのかどうかを調べて、常に高い状態だったら原因はまた別のところにあるのではないかと思います。

犬の基準値は基本フードを食べている子の基準値なので、手作り食の子の基準値ではないです。数値はその子の生活環境によって違うものだと思うし、基準値はあくまで目安として考えたい。

膀胱炎の子は水分をたくさん取った方がいいので、水分たっぷりの手作り食の方がいいと思ってます。また、フードだと太りやすいので体重を落としたいように今フードだけを与えるつもりはありません。

もちろん、フードだっていいところがたくさんあります。栄養素は自然食では絶対に取れないほどたっぷり入っているし、忙しいときにはカラカラ~とお皿に入れるだけ。うちの子たちは喜んで食べます。

同じように手作り食にもいいところがたくさんあります。犬は雑食なので野菜を含め何でも食べて大丈夫。(食べさせない方がいい食材もあります)

それぞれのいいところと補えないところがあるので、今はフードも食べるし手作り食も食べています。いいとこどりができるようになった今の状態が我が家のベストです。

なのに、どうして獣医さんは手作り食だから・・・というお話になってしまうのだろう。私みたいな疑ってかかってしまう人は調べたり学んだりして、そういうこともあるだろうけど、メリットもあるからこっちにします。って考えるけど、ほとんどの人は獣医さんがそういうならと信じてしまう。長いこと続けてきて手作り食のよさは間違いなくあるので、獣医さんの言葉で「手作り食=よくない」って思う人が増えてしまうのはとっても残念なこと。

愛犬の調子が悪くて病院に行き、その原因が手作り食にあるかも?というようなことを多くの先生が口にするっていうのは、どーなのかなぁ。どちらか一方の情報ではなく、それぞれのメリットとデメリットを伝えてほしいなと思います。でも、フード売りたかったらフードのメリット押しますよね、やっぱり。

ちなみにようは治療食は食べたことないけれど、ひゅうには効果はありませんでした。(皮膚トラブルね)

先生の言葉は専門家としてのアドバイスや選択肢として受け止め、愛犬にとって最善の治療は飼い主さんが決める。これができるようになるには「正しい情報」を学ぶことはとっても大切。ネットや、週刊誌など情報が溢れている中で、情報の根拠と出どころっていうのを吟味できる賢い飼い主になりたいです。愛犬を守れるのは飼い主さんだけだから。

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