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ひゅう1歳+365日目・信頼関係

時間がある時はひゅうが散歩コースを決める。
今朝はひゅうにコースを任せたら、迷子になっちゃった。
行ったことがない住宅街の上り坂をずんずん進み、いろんな道を折れていく。
まぁ、上ったのだから下ればいいし。って思っていたらとんでもない道を下って
あたりは畑一面。ここはどこ?
ひゅうははじめての道で座り込むことはしない。
迷いなくスタスタ進む。どう考えても家からはどんどん離れていってる気がする。
やっと知っている道にでたらなんと隣町だった。
知っている道ではひゅうの座り込みが始まる。
今日は私も疲れた。2時間ずーっと歩きっぱなしだ。
ひゅう、行くよ。行っちゃうよぉ。バイバイ。ひゅう、ここで留守番する?
あらゆる言葉を無視するひゅう。

「あ。タマちゃんだ♪」
誰もいない方向を指差し、お友達の名前を使わせてもらった。
ひゅうがスクッと立ち、タマちゃんを探してキョロキョロしている。ヨシッ!
「タマちゃーん!!」誰もいない方向に嬉しそうに手を振る私。
ひゅうが騙されて指差した方向に走り出した。
騙されたことに気がつくとピタッと立ち止まり、くるっと後ろを向いて地面にはいつくばる。
「ひゅう、タマちゃん、いっちゃうよ~」
ひゅうは無視。

もう、タマちゃんは使えない。
「あ。ヤマちゃんだ♪」
ひゅう、スクッと立ち、ヤマちゃんを探してる。
「ひゅう、あっち、あっち♪」
ちょっと小走りしたらひゅうも走ってついてきた♪
同じ手でラブちゃん、アクちゃん、ハカちゃん、ケディくん、チェリーちゃんと
お友達作戦でなんとか家の近くまで辿り着いた私達。
名前を変えると何度も騙されてくれるひゅうには意外だ。
これも迫真の演技の賜物ってやつだ。
こんなことをしていて私とひゅうの信頼関係はあるのだろか?
さすがのひゅうも帰ってからはずーっと爆睡。

ひゅうが迷子になったら遠くで保護されそう。。。
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