ひゅうようはシャンプーは嫌いです。
さすがに嫌がっても逃れられないことがわかってからは、大人しくなりました。
この季節、ひゅうは週1でシャンプーしています。特に決めているわけではないけれど、フケっぽくなったな、そろそろシャンプーだなと思うとだいたいこのくらいのペースになります。
石けんでどうやって洗うの?と聞かれることも多いのでひゅうをモデルにシャンプー動画。ひゅうさん、頼みます。
石けんも市販のシャンプーもどちらも界面活性剤です。石けんは条件が揃えば自然環境でもできてしまう原料と製法で、石けん以外の洗浄剤は自然環境では絶対に作られない化学反応を繰り返して作った洗剤です。
石けんは「大量の水で界面活性作用を失う」という特徴があります。どういうことかというと、洗った後お湯で流すとサラーっと泡が消えていきます。一言でいえば、分解が早い。流した泡は24時間で微生物のエサに分解されるといわれています。
合成界面活性剤(石けん以外の洗浄剤すべて)は、石けんと比べて肌に残りやすい。シャンプーは洗うことよりすすぎが重要といわれるのはこのことです。人の肌なら耐えられても、人より表皮が薄くデリケートな犬はすすぎきれないシャンプー剤が残り、たんぱく質が変異してアレルゲンになってしまうことがあります。シャンプー剤を石けんに変えただけで、皮膚の状態がよくなったというわんちゃんが多いのはここなのかな?と思ってます。
泡を舐めちゃうんですけど大丈夫ですか?
これもよくあるご質問なのですが、石けんは酸で分解されます。舐めた泡は胃酸で脂肪と塩に分解されるため体内に残留することはありません。泡は食べても美味しくないですが胃の中に入れば食べ物と同じ成分になるから大丈夫なのです。
5000年以上前からずーっと使われている石けんは、肌にも環境にも優しい洗浄剤です。
そして市販の石けんと手作り石けんでは格段に手作り石けんの方がナチュラルです。さらに製造過程で原料を吟味することで肌に優しい石けんを作ることができます。
▼最近気になった素材・ダチョウの油(オーストリッチオイル)
石けん作りの楽しさはデザインの追及、香りの調合、素材の吟味など色々な作り手側の腕の見せ所があります。石けんを作り始めて早5年。まだまだ知らないこと学びたいことがたくさんでてくる石けんですが、敏感肌のひゅうのおかげで私の石けん作りの腕は鍛えられています。
▼ダチョウ油で石けん作り
人用の石けんももちろん作りますが、根っこはやはりドッグソープです。石けんのデザインよりも素材を大切に、デリケートなわんちゃんが安心して使える石けんを作りたい。
▼勝手に、オーストリッチ石けんと名付けよう♡
結局はデリケートな犬用に石けんを作ると、デリケートな人が使っても優しい成分になるというのが私の石けんです。(人が使っても安全な成分ではありますが、販売している石けんは犬専用です)
シャンプー剤がアレルゲンになっているかも???と思っている方は一度手作り石けんを試してほしいです。
ひゅうようが実際に使ってみて、心からいい!と思っているものだけを販売しています。
現在販売中の石けんは、桑の葉シルク石けん(動画で使用の石けんです)・ひまわりシルク石けん・エキナセアホホバ石けんの3種類です。